誰もが気持ちよく働くために

先日あるクライアントさんから、『「がんばれ!」って言葉はハラスメントなんですよね。どうやって部下のモチベーションを上げていけばよいのでしょうか』、とのご相談を受けました。

「あってはならない」の呪縛からの解放

かつて、家電メーカーが自社製品の欠陥が発覚した段階で、お詫びと回収のCMを大々的にうって、かえってその会社のイメージがアップしたということがありました。いわゆるお詫びCMの元祖と言われるCMです。

「ま、いっか」そんなスルーをしていませんか?

あるテレビ番組で不適切表現が入ったVTRが放送された際、生放送ではなかったのになぜ防ぐことができなかったのかと問題になったことがありました。聞き取りをすると、放送までいくつものチェックをすり抜けてしまっていたという実態がありました。

社内のルール、社外でも通用しますか?

コンプラインスとは法令順守だけではない、企業に求められる社会的要請にどうこたえていくかという視点が大事である、ということをこれほど考えた1年はありませんでした。ビッグモーター社の板金部門における不適切請求問題に始まり...

業務の見える化がポイント!不正を起こさせない環境づくり

企業不祥事の中で、業種を問わず、毎年のようにニュースになるものに、横領事件があります。横領といっても、経理担当者が自身の口座等に不正送金を繰り返す着服事例や、物資を正規の手続きを経ないで他に売る横流し事例や、取引業者と結託して行うキックバック等があります。

社員は身近なステークホルダー —不正を防ぐ社内風土—

女性活躍が政府の重要課題と位置付けられて久しいですが、「指導的地位に占める女性の割合を30%程度とする」という目標には、いまだ到達していない企業が多数あります。 企業からは、人材は急には育たないという人材不足の声が聞かれる一方で、女性自身が管理職になりたがらないのだということもよく耳にします。果たして本当にそうなのでしょうか。

第6回 「言った」「言わない」で大きなトラブルとなる前に!ビジネスにおける契約書の重要性

今回のテーマは契約です。CMや新聞、雑誌の広告を掲載するに際し、皆さんは相手方との契約に基づいて仕事をしているはずです。ところが、その契約が有名無実化しているということはないでしょうか。

第5回 社内の「これはおかしい!」を正すために-公益通報者保護法とは

先日、大手中古車代理店が車両保険金の水増し請求を長年にわたって行っていたという報道がなされました。きっかけは「上長の指示で過剰な自動車の修理をし、その費用を保険会社に請求している」という旨の従業員から損保の業界団体に対する内部告発だったようです。

第4回コンプライアンスとは同調圧力からの解放

このご時世、コンプライアンスという言葉を一度も聞いたことがないという方はさすがにいませんよね。eラーニング等でコンプライアンス研修を受講した方も多いと思います。それでもなぜ、企業の不祥事は繰り返されるのでしょうか。

第3回自分は許されるという過信は禁物―セクハラ防止の心得

今回のテーマはセクハラです。セクハラ事案で行為者とされる方に聞き取りを行うと、「そんなつもりはなかった」「ほかの社員よりもむしろ仲が良いと思っていたので、寝耳に水だ」という言い分を聞くことが多いのですが、まさにここが今回のポイントです。

第2回 一方的に話し続けていませんか?パワハラと指導の境界線

今回のテーマはパワハラです。「最近の若者はすぐにパワハラと騒ぐから、注意がしづらい」等というお声を耳にしますが、これはパワハラとは何かを正確に理解していないからかもしれません。

第1回 「ついやっちゃうよね」10年前の感覚では危険

さて、タイトルにもなっている「コンプライアンス」という言葉、日本語では「法令遵守」と訳されることが多いのですが、正確ではありません。法令遵守と言えば、法律を守ること。でもそれだけでよいのでしょうか?