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「意図していなかった」「些細なことだった」「差別するつもりはなかった」。ジェンダー差別を指摘された広告の制作現場で、よく聞かれる言葉です。しかし現在の評価軸は、「意図」ではなく「影響」に移っています。
「参考にしただけ」「偶然似てしまった」「パクったつもりはない」。誰かに類似を指摘されたとき、よく発せられる説明です。しかし今、このような説明はあまり意味を持たなくなっているように思います。問題の根っこにあるものは、パクったかどうかではありません。「似ていると受け取られるかどうか」なのです。
広告の形は、この10年ほどで大きく変わりました。企業が一方的に発信するだけでなく、個人が情報を発信し、その影響力が広告価値を持つ。いわゆる「インフルエンサー」が重要な役割を担う時代になってきました。
「少し強めに言っただけです」「事実は間違っていません」広告の現場では、こうした言葉がしばしば聞かれます。しかし今、この感覚は通用しにくくなっています。
これまで本誌では「広告人が知っておくべき法律知識」というテーマで、広く広告実務を取り巻く法律についてお話ししてきました。しかし昨今は広告を取り巻く環境も大きく変わりつつあります