第12回「ユーモアで多彩な広告業界」

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1年間続けてきた本コラムですが、いよいよ最終回です。この1年の間でも「広告業界へのイメージ」や「新卒採用市場」が変化しています。前者は前回のコラム（第11回）でも指摘したように、忌避感の強い広告表示方法により広告そのものへの受容度が低下している件です。

後者の新卒採用市場の変化も、広告業界にとって逆風となっています。広告業界の人事担当がよくベンチマークしているコンサルやIT各社が軒並み選考シーズンを早めています。2027年卒の採用に向けて、コンサルは大学2年生の1月から、ITも大学2年生の3月から、すでに学生とコンタクトを取り始めています。夏期インターンシップ経由の採用などで早めに囲い込まれてしまうケースも増えるでしょう。

実際に2026年卒では、2025年2月1日時点の就職内定率は39.3%（就職みらい研究所調べ）と4割近くの学生が内定ホルダーです。2025年卒の同時期比較で15.4ポイント増な状況です。広告各社も早期化の波を受けて夏インターンに力を入れているところもありますが、大学3年生の冬以降に採用活動をスタートする会社も多いです。ベンチマークしている業種と比べると1年弱の開きがあります。まず学生の目に触れるために、早めに採用広報をすることをおすすめします。

1年間のコラム連載を通して、広告業界のユニークでウィットに富んだ社員や手法の多様さを広報することをおすすめしてきました（詳しくは第3回、第8回）。実はこの原点となったのが、広告関係23団体の横断プロジェクト「広告のミライ」とマスナビの共同企画「おもしろ広いぞ、広告業界。」です。2021年7月にスタートした同企画ですが、多彩なNew Star（業界で働く若手社員）を通して、広告業界の面白さや幅広さを伝えてきました。第1弾は2021年度で一区切りしたのですが、このたび第2弾を2025年4月からスタートします。コンセプトは変わらず「おもしろ広いぞ、広告業界。」。同プロジェクトを通して、学生が振り向くように広報していきます。

改めて1年間お付き合いいただきありがとうございました。本コラムが何かしら読者の皆さまの採用広報のヒントとなることを願っています。

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※第1弾のキービジュアルです。第2弾は4月上旬に公開予定です

https://www.massnavi.com/koukokunomirai/

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