第5回「学生の広告業界への先入観」

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第4回のコラム同様に今回もマスナビで主催したイベントの参加者の声を紹介します。5月に開催した広告・マスコミ・IT各社が集う合同企業説明会での声です。なお大学3年生の5月という時期は就職活動の初期段階です。ゆえに志望業界も定まっていないため、なんとなく興味のある業界をチェックしてみようといったフェーズです。マスコミやITに興味を持った学生が広告各社の説明を見聞きして、広告業界への先入観が払拭されていくのが見て取れます。以下、集まった声の抜粋です。

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業界内の皆さんは「広告会社=マーケティング」と当たり前のように捉えているかと思いますが、実は学生からは「広告会社≠マーケティング」と紐づいていなかったことがわかります。これまで長らく培われてきた広告業界の“クリエイティブ”なイメージが誤解を生んでいたのです。また志望業界として近年人気が高まっているコンサル業界。コンサルは視野に入れていたけど広告は興味ない、そんな学生が同イベントをきっかけに広告業界も志望するようになりました。学生への情報の開示の仕方として、わかりやすいアウトプット（事例）を中心にするのではなく、その裏側にある課題設定やフレームワークを紹介することで広告会社=マーケティングを訴求することがポイントです。

そのほかによく見受けられる学生からの誤解が下記です。下に並べているものは、広告会社のプランナーが講師となったアイデア発想セミナーでの感想です。

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広告業界のクリエイティブなイメージが先行してしまい、天才肌の人しか入れないと勝手に諦めてしまっている人が多くいたことが窺えます。しかし、アイデアは閃くものではなく、泥臭く考え続けてアイデアを生み出す筋力を鍛えた結果だと、セミナーを通して伝えることで、一定数の学生は安心し、自分にも門戸が開いていると感じてくれたのです。

第5回のコラムでは2つの声を紹介しました。共通して言えるのは学生がどのような先行イメージを持っているかを理解したうえで、誤解を解くようなコミュニケーションをすることです。

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