自治体のここに注目!「自治体×○○」PR

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※行政マガジン「ジチタイワークスVol.25」に詳細を掲載

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株式会社ジチタイワークス マガジン編集室

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自治体職員向けに、仕事につながるヒントやアイデア、事例などを紹介する行政マガジンです。自治体運営における業務改善のヒントの提供や自治体向けに事業を展開したい民間企業をサポートします。

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2023年4月からはこちら過去のFresh EYEへ

公共施設は老朽化などに伴い、定期的な改修が必要です。それは施設の課題を捉え、新たな価値を生むチャンスになることも。

Vol.66
札幌市×公共施設のリニューアル
“楽しむ”発想が連鎖を生み、親子で遊べる快適な場所に。

公共施設は老朽化などに伴い、定期的な改修が必要です。それは施設の課題を捉え、新たな価値を生むチャンスになることも。今回は、札幌市の農業体験交流施設「さとらんど」を、親子で遊べる快適な場所にリニューアルした同市職員、石堂(いしどう)さんをご紹介します。


造園職として入庁し、市内の公園整備を手がけてきた石堂さん。令和元年、農政課に異動すると、さとらんどのリフレッシュ事業担当になりました。当初は老朽化した施設の更新という方針だけでしたが、せっかくなら“魅力と話題性のある再整備”をしようと考えたそうです。

 

さとらんどの主な利用者は子育て世代。しかし、天気が悪いと遊ぶ場所がなく、知名度の低さも課題でした。「天候に関係なく、親子でゆっくり遊べる場所があればと考えました。私も2児の父として日頃から抱いていた思いを活かし、キッズコーナーの新設を企画したのです」と当時の思いを語ります。

 

自身の地元・仙台市で人気の遊び場を参考に、床や家具、おもちゃは木で統一することに。美しいこだわりの空間をつくるために、レイアウトの検討からおもちゃなどの選定・発注まで、全て自分で行いました。

 

家具は障害者支援施設に製作を依頼。キッズコーナーの意義やコンセプトに共感してもらい、“つくった家具が実際に使われているところを見ることができてうれしい”と、携わった本人やその家族にまで喜ばれました。

 

木製のおもちゃは消毒が難しく、コロナ禍でプラスチック製に入れ替える施設が増えていましたが、光触媒加工という新たな消毒方法を見つけ、管理の負担軽減にも成功したそうです。

 

令和4年10月にオープンすると、予想を超える人気ぶりで、1日に約600人が訪れることも。SNSなどを通じて話題になり、投稿を見た人が来るという連鎖が起きました。地元のメディアでも紹介され、木材業界からの評判も良く、おもちゃを寄贈してくれる企業もあらわれました。

 

「市民や関係者の気持ちに思いをめぐらすこと。そして、まずは自分が楽しく仕事に取り組むことが大切です」という石堂さん。今回は、“施設のリニューアル”ではなく、“市民を喜ばせること”として、取り組んだそう。「利益よりも市民の満足を優先できることが、公務員の仕事の魅力です。本質を考え、“もっと良い形があるかも”と、踏み出してみる。そうした職員の熱意が市民に伝わり、感謝が戻ってくるようなシーンが増えるといいなと思います」と語ってくれました。

 

今後は、ワークショップなど木育イベントを充実させ、長く親しまれる仕組みをつくっていきたいとのこと。ますます多くの親子でにぎわう場所になりそうですね。

札幌市の農業体験交流施設「さとらんど」。
木製のおもちゃで遊ぶ子どもたち。
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Vol.66
札幌市×公共施設のリニューアル
“楽しむ”発想が連鎖を生み、親子で遊べる快適な場所に。

公共施設は老朽化などに伴い、定期的な改修が必要です。それは施設の課題を捉え、新たな価値を生むチャンスになることも。今回は、札幌市の農業体験交流施設「さとらんど」を、親子で遊べる快適な場所にリニューアルした同市職員、石堂(いしどう)さんをご紹介します。


造園職として入庁し、市内の公園整備を手がけてきた石堂さん。令和元年、農政課に異動すると、さとらんどのリフレッシュ事業担当になりました。当初は老朽化した施設の更新という方針だけでしたが、せっかくなら“魅力と話題性のある再整備”をしようと考えたそうです。

 

さとらんどの主な利用者は子育て世代。しかし、天気が悪いと遊ぶ場所がなく、知名度の低さも課題でした。「天候に関係なく、親子でゆっくり遊べる場所があればと考えました。私も2児の父として日頃から抱いていた思いを活かし、キッズコーナーの新設を企画したのです」と当時の思いを語ります。

 

自身の地元・仙台市で人気の遊び場を参考に、床や家具、おもちゃは木で統一することに。美しいこだわりの空間をつくるために、レイアウトの検討からおもちゃなどの選定・発注まで、全て自分で行いました。

 

家具は障害者支援施設に製作を依頼。キッズコーナーの意義やコンセプトに共感してもらい、“つくった家具が実際に使われているところを見ることができてうれしい”と、携わった本人やその家族にまで喜ばれました。

 

木製のおもちゃは消毒が難しく、コロナ禍でプラスチック製に入れ替える施設が増えていましたが、光触媒加工という新たな消毒方法を見つけ、管理の負担軽減にも成功したそうです。

 

令和4年10月にオープンすると、予想を超える人気ぶりで、1日に約600人が訪れることも。SNSなどを通じて話題になり、投稿を見た人が来るという連鎖が起きました。地元のメディアでも紹介され、木材業界からの評判も良く、おもちゃを寄贈してくれる企業もあらわれました。

 

「市民や関係者の気持ちに思いをめぐらすこと。そして、まずは自分が楽しく仕事に取り組むことが大切です」という石堂さん。今回は、“施設のリニューアル”ではなく、“市民を喜ばせること”として、取り組んだそう。「利益よりも市民の満足を優先できることが、公務員の仕事の魅力です。本質を考え、“もっと良い形があるかも”と、踏み出してみる。そうした職員の熱意が市民に伝わり、感謝が戻ってくるようなシーンが増えるといいなと思います」と語ってくれました。

 

今後は、ワークショップなど木育イベントを充実させ、長く親しまれる仕組みをつくっていきたいとのこと。ますます多くの親子でにぎわう場所になりそうですね。

札幌市の農業体験交流施設「さとらんど」。
木製のおもちゃで遊ぶ子どもたち。
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取材・文:株式会社ジチタイワークス マガジン編集室