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※行政マガジン「ジチタイワークスVol.24」に詳細を掲載

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株式会社ジチタイワークス マガジン編集室

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自治体職員向けに、仕事につながるヒントやアイデア、事例などを紹介する行政マガジンです。自治体運営における業務改善のヒントの提供や自治体向けに事業を展開したい民間企業をサポートします。

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原則として副業が禁止されている公務員。そんな中、土日祝日限定で“レンタル公務員”として自主的に活動している職員がいます。熊本県入庁5年目となる村橋友介(むらはし ゆうすけ)さん。具体的にどのような活動を行っているのでしょうか。

Vol.62
熊本県×地域活性化
住民ファーストで地域とつながる“レンタル公務員”とは

原則として副業が禁止されている公務員。そんな中、土日祝日限定で“レンタル公務員”として自主的に活動している職員がいます。熊本県入庁5年目となる村橋友介(むらはし ゆうすけ)さん。具体的にどのような活動を行っているのでしょうか。今回は、村橋さんが活動するに至ったきっかけや、その内容についてご紹介します。


令和3年度、希望していた地域振興局に配属された村橋さん。当時、阿蘇地域の移住促進や観光PRなど、地域とつながる仕事をしたいと思っていたものの、コロナ禍で住民と関わる業務はほとんどなかったといいます。

 

“このまま異動まで過ごすのはもったいない、阿蘇地域にいる意味がなくなる”と焦りを感じ、何かできることはないかと情報収集する中で、他県職員の“レンタル何でもする公務員”の活動を知ることに。内容は、住民の依頼を受け、休日にごみ拾いや草刈りなどを無償で手伝うというもの。自分にもできるかもしれないと思い、令和4年1月から同様の活動を開始したといいます。

 

SNSで依頼を募るも、すぐには来なかったため、観光協会から手伝える作業をもらったのが最初のこと。そこから徐々に実績や人脈が広がり、約1年で30件以上を引き受けたといいます。阿蘇地域の各所に赴き、内容は大工・ウエディングスタッフ・まき割り・カフェ店員など多種多様。どれも公務員としてはできない経験で、そこに関わる人々の気持ちに触れることができるのが楽しみなんだとか。

 

活動当初は、「場数を増やすことに一生懸命になり、活動すること自体が目的化していた」と村橋さん。ちょうどその頃、依頼主から“作業に工夫が足りていないのでは”と指摘されたことをきっかけに、相手の求めているものは何か、自分の役割とは何か、を考え直したといいます。

 

その結果、“活動はあくまで地域とつながる手段で、目的は依頼主への貢献”と、意識を改めることに。「その日の依頼に限らず、住民が必要としていること、求めていることを本質から理解しようと心がけています。また、それぞれの熱意を知るたびに、自分は裏方として地域を支え、住民一人ひとりを主役にしたいという思いがより強くなりました」と村橋さん。

 

活動のきっかけは、本業で地域に入る機会がなかったことでしたが、結果として公務だけでは得られない出会いが増えたといいます。県のイベントも徐々に再開でき、知り合った人同士のつながりをつくるなど、今では、この活動の経験が本業に活かせるということも原動力に。

 

今後、他地域にもレンタル公務員が生まれたなら、情報共有や現地交流ができるネットワークをつくりたいという村橋さん。「私たちの活動を通じて、地域の様々な取り組みや、住民の皆さんの思いにスポットを当てられるようになりたいです」と意気込みます。住民ファーストの思いが、地域発展の大きな種に。今後どんな花を咲かせるのか、期待が高まりますね。

休日に活動をする村橋さんの様子。

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熊本県×地域活性化
住民ファーストで地域とつながる“レンタル公務員”とは

原則として副業が禁止されている公務員。そんな中、土日祝日限定で“レンタル公務員”として自主的に活動している職員がいます。熊本県入庁5年目となる村橋友介(むらはし ゆうすけ)さん。具体的にどのような活動を行っているのでしょうか。今回は、村橋さんが活動するに至ったきっかけや、その内容についてご紹介します。


令和3年度、希望していた地域振興局に配属された村橋さん。当時、阿蘇地域の移住促進や観光PRなど、地域とつながる仕事をしたいと思っていたものの、コロナ禍で住民と関わる業務はほとんどなかったといいます。

 

“このまま異動まで過ごすのはもったいない、阿蘇地域にいる意味がなくなる”と焦りを感じ、何かできることはないかと情報収集する中で、他県職員の“レンタル何でもする公務員”の活動を知ることに。内容は、住民の依頼を受け、休日にごみ拾いや草刈りなどを無償で手伝うというもの。自分にもできるかもしれないと思い、令和4年1月から同様の活動を開始したといいます。

 

SNSで依頼を募るも、すぐには来なかったため、観光協会から手伝える作業をもらったのが最初のこと。そこから徐々に実績や人脈が広がり、約1年で30件以上を引き受けたといいます。阿蘇地域の各所に赴き、内容は大工・ウエディングスタッフ・まき割り・カフェ店員など多種多様。どれも公務員としてはできない経験で、そこに関わる人々の気持ちに触れることができるのが楽しみなんだとか。

 

活動当初は、「場数を増やすことに一生懸命になり、活動すること自体が目的化していた」と村橋さん。ちょうどその頃、依頼主から“作業に工夫が足りていないのでは”と指摘されたことをきっかけに、相手の求めているものは何か、自分の役割とは何か、を考え直したといいます。

 

その結果、“活動はあくまで地域とつながる手段で、目的は依頼主への貢献”と、意識を改めることに。「その日の依頼に限らず、住民が必要としていること、求めていることを本質から理解しようと心がけています。また、それぞれの熱意を知るたびに、自分は裏方として地域を支え、住民一人ひとりを主役にしたいという思いがより強くなりました」と村橋さん。

 

活動のきっかけは、本業で地域に入る機会がなかったことでしたが、結果として公務だけでは得られない出会いが増えたといいます。県のイベントも徐々に再開でき、知り合った人同士のつながりをつくるなど、今では、この活動の経験が本業に活かせるということも原動力に。

 

今後、他地域にもレンタル公務員が生まれたなら、情報共有や現地交流ができるネットワークをつくりたいという村橋さん。「私たちの活動を通じて、地域の様々な取り組みや、住民の皆さんの思いにスポットを当てられるようになりたいです」と意気込みます。住民ファーストの思いが、地域発展の大きな種に。今後どんな花を咲かせるのか、期待が高まりますね。

休日に活動をする村橋さんの様子。

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取材・文:株式会社ジチタイワークス マガジン編集室