広告会社は今、
何に投資しているのか

2024年度から新シリーズとして「広告会社は今、何に投資しているのか」を連載します。 広告業界は、次世代の広告ビジネスを開発すべく、さまざまな試行錯誤を行っています。本企画では、広告会社各社から発信されるニュースリリースの中から、毎回注目のアプローチを広告会社の「先行投資」として紹介するシリーズ企画です。

広告会社は今、
何に投資しているのか

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何に投資しているのか

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何に投資しているのか

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何に投資しているのか

2024年度から新シリーズとして「広告会社は今、何に投資しているのか」を連載します。 広告業界は、次世代の広告ビジネスを開発すべく、さまざまな試行錯誤を行っています。本企画では、広告会社各社から発信されるニュースリリースの中から、毎回注目のアプローチを広告会社の「先行投資」として紹介するシリーズ企画です。

広告会社は今、
何に投資しているのか

2024年度から新シリーズとして「広告会社は今、何に投資しているのか」を連載します。 広告業界は、次世代の広告ビジネスを開発すべく、さまざまな試行錯誤を行っています。本企画では、広告会社各社から発信されるニュースリリースの中から、毎回注目のアプローチを広告会社の「先行投資」として紹介するシリーズ企画です。

広告会社は今、
何に投資しているのか

鬼木 美和

鬼木 美和

Miwa Oniki
Miwa Oniki

(株)大広 取締役執行役員/ブランディング・ディレクター

九州大学 文学部 心理学専攻を卒業後、株式会社 大広に入社。食品企業・日用品企業のAEチームで従事したのち、マーケティング局で「企業ブランディング」の専門チームを発足。以降10年間、ブランド人格の考え方をもとに、多数の企業のブランドコミュニケーションをサポート。その後も、企業意志の可視化(=企業ビジョン・ブランド開発)から、企業への期待づくり活動の推進(=企業コミュニケーション開発)、その期待に応える新たな価値づくり(=事業開発・育成)までを、統合的に手掛け続けている。著書に「ファンを集められる会社だけが知っている『ブランド人格』」(時事通信社)がある。

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マーケティングの定義が34年ぶりに刷新され、「価値交換」から「価値共創」へとパラダイムシフトが起きている。私たち大広は、この変化に呼応する形で、新たなマーケティングサービス「Deep Dialogue デザイン(DDデザイン)」の展開を開始した。

第11回 マーケティングの新時代を切り拓く「Deep Dialogue デザイン」

── 価値共創型マーケティングの実現に向けて

マーケティングの定義が34年ぶりに刷新され、「価値交換」から「価値共創」へとパラダイムシフトが起きています。私たち大広は、この変化に呼応する形で、新たなマーケティングサービス「Deep Dialogue デザイン」の展開を開始しました。このサービスを通じて、大広は、構想・実装・伴走のすべてのフェーズで対話を重ね、真の顧客価値を追求し続けます。

「Deep Dialogueデザイン」の核心は、企業の意志・顧客の本音・社会課題を有機的に結びつけ、新たな顧客価値を共創することにあります。この実現に向けて、私たちはまず3つの対話メソッドを開発中です。「DEEP DIALOGUE CASTING」「トイノワ」「Fan Dialogue」を通じて、得意先企業とステークホルダーとの持続的な関係性構築を支援しています。

注目していただきたいのは、これらのメソッドが単なる表層的なニーズ把握に留まらない点です。「DEEP DIALOGUE CASTING」では、課題に応じた最適な対話相手の選定から始まり、企業・事業・プロジェクトの目的に即した対話設計を行います。「トイノワ」は、フラットな立場での持続的なコミュニティ形成を通じて、参加者同士の深層的な課題解決を志向。「Fan Dialogue」では、ロイヤル顧客との対話を通じて真の顧客価値を発掘し、新規顧客獲得の最大化までを視野に入れています。

さらに、これらのメソッドで発見された本質的な顧客価値は、「CXデザインの型」を通じて具体的な施策へと展開していきます。この一連のプロセスによって、新たな対話の素材を生み出し、持続可能なブランディングのサイクルを形成していくのです。また、私たちはこれらの活動を支援するAIも独自開発し、実案件での運用を開始しています。

私たち大広がめざすのは、企業間の“競争”ではなく、“共創”の実現です。共感の輪の中で継続的なマーケティング支援とコミュニケーションを行い、企業・顧客・社会の価値共創を実現していきます。縦割りで効率化を志向する企業の内部をつなぎ、オンライン・オフライン双方での濃密な対話を通じて、真の顧客価値を共に見出していく──。それが「Deep Dialogueデザイン」のめざす未来図なのです。

今後は、業界全体として、このような価値共創型のマーケティングアプローチがより一層重要性を増すことが予想されます。私たちは、「Deep Dialogueデザイン」を通じて、新しい時代のマーケティングの在り方を提案していきます。

次回は各ソリューションを具体的にご紹介しながら、マーケティングの地平を拓く可能性について読者のみなさまと対話材料とさせていただきたいと思います。

第11回 マーケティングの新時代を切り拓く「Deep Dialogue デザイン」

── 価値共創型マーケティングの実現に向けて

マーケティングの定義が34年ぶりに刷新され、「価値交換」から「価値共創」へとパラダイムシフトが起きています。私たち大広は、この変化に呼応する形で、新たなマーケティングサービス「Deep Dialogue デザイン」の展開を開始しました。このサービスを通じて、大広は、構想・実装・伴走のすべてのフェーズで対話を重ね、真の顧客価値を追求し続けます。

「Deep Dialogueデザイン」の核心は、企業の意志・顧客の本音・社会課題を有機的に結びつけ、新たな顧客価値を共創することにあります。この実現に向けて、私たちはまず3つの対話メソッドを開発中です。「DEEP DIALOGUE CASTING」「トイノワ」「Fan Dialogue」を通じて、得意先企業とステークホルダーとの持続的な関係性構築を支援しています。

注目していただきたいのは、これらのメソッドが単なる表層的なニーズ把握に留まらない点です。「DEEP DIALOGUE CASTING」では、課題に応じた最適な対話相手の選定から始まり、企業・事業・プロジェクトの目的に即した対話設計を行います。「トイノワ」は、フラットな立場での持続的なコミュニティ形成を通じて、参加者同士の深層的な課題解決を志向。「Fan Dialogue」では、ロイヤル顧客との対話を通じて真の顧客価値を発掘し、新規顧客獲得の最大化までを視野に入れています。

さらに、これらのメソッドで発見された本質的な顧客価値は、「CXデザインの型」を通じて具体的な施策へと展開していきます。この一連のプロセスによって、新たな対話の素材を生み出し、持続可能なブランディングのサイクルを形成していくのです。また、私たちはこれらの活動を支援するAIも独自開発し、実案件での運用を開始しています。

私たち大広がめざすのは、企業間の“競争”ではなく、“共創”の実現です。共感の輪の中で継続的なマーケティング支援とコミュニケーションを行い、企業・顧客・社会の価値共創を実現していきます。縦割りで効率化を志向する企業の内部をつなぎ、オンライン・オフライン双方での濃密な対話を通じて、真の顧客価値を共に見出していく──。それが「Deep Dialogueデザイン」のめざす未来図なのです。

今後は、業界全体として、このような価値共創型のマーケティングアプローチがより一層重要性を増すことが予想されます。私たちは、「Deep Dialogueデザイン」を通じて、新しい時代のマーケティングの在り方を提案していきます。

次回は各ソリューションを具体的にご紹介しながら、マーケティングの地平を拓く可能性について読者のみなさまと対話材料とさせていただきたいと思います。