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広告業界や広告、コミュニケーションについてJAAA 会員社の若手はどう感じているのか?
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芹川 ゆずき

芹川 ゆずき

株式会社電通西日本
株式会社電通西日本

グロースプランニングセンター
CXCD1部(広島支社駐在)

過去のFresh EYEコンテンツは下記から読むことができます。
2023年4月からはこちら過去のFresh EYEへ

転勤に伴い引越しをしたことを機に、これまで持っていなかったダイニングテーブルとチェアを購入することにした。何度も引越しをしているので家具調達には慣れている。全国展開するあのお手頃家具メーカーを新居近くで探し、必要なアイテムを毎度そこで揃えていた。

「楽」が導く消費行動


転勤に伴い引越しをしたことを機に、これまで持っていなかったダイニングテーブルとチェアを購入することにした。

何度も引越しをしているので家具調達には慣れている。全国展開するあのお手頃家具メーカーを新居近くで探し、必要なアイテムを毎度そこで揃えていた。

もちろん、他のインテリアショップの存在も知っていたし、実店舗がなくてもECで購入できる。しかしそれでも私は同じメーカーで買い続けていた。理由はシンプルで、安心できるしちょうどいいし何より「楽」だから。

 

そんな自分が、今回は思い切って他の店を覗いてみた。広告人たるや楽して同じ顧客体験ばかりしていてはだめだ。まずはいくつか店舗を見たが意外とどこも同じような印象。次にECサイト。品揃え豊富だが逆に品数が多すぎる。サイトも無限にあり、お気に入りリストが増えすぎて絞り切れない。

 

何時間も悩んだが決めきれずそういえばとInstagramで検索してみた。一発でオススメ家具のまとめ投稿が出てきた。トレンドの家具やコーディネート例もすぐ把握できた。そうだ、最初からインスタで探せばよかった。

普段から使っているSNSだが、価格帯が高めで実物を見て慎重に選びたいもの(家具を高めと区別するかは人によるが…)は意外とノーマークだった。いざ活用してみるとインスタはすぐ答えを教えてくれて話が早い。なんて楽なんだ…。

 

私は広告会社のクリエイティブ兼デジタルプランニング職として、特にZ世代をターゲットとするリクルーティングやプロモーション施策に関わる機会が多い。

若年層の行動インサイトを調べ企画に落とし込み提案することも多いのだが、最近、悲しいことに自分の感覚と、いわゆる一般的な若年層の感覚との間に、少しズレを感じることがある。

年齢を重ねるにつれ、その年代ならではの価値観を持つようになるのは当然だ。しかし広告人たるや、若者代表として仕事をするからには、インサイトの理解だけでなく「共感」まで求められる。

 

インスタで調べるのはとても「楽」である。老若男女問わず利用する情報プラットフォームとして進化している理由もこの楽さに起因するのだろう。

最近では、TikTok Shopのような「プラットフォーム内で完結する購買体験」も急速に注目を集めている。クリエイターが動画で実際に商品を使って説明してくれるので自ら調べる手間が省け、さらに購入までワンストップ。

 

「楽」は、これまでもこれからも消費行動変容の軸になるだろう。一方で、自ら情報を取りに行く力が今後ますます重宝されるのも間違いない。

現代の若者は情報収集能力が高いと言われる。しかしその収集は、どこまで自分の力によるものなのだろうか?レコメンドされる情報に流されてはいないだろうか?

広告人として、またZ世代の端くれとして。

自分の感覚を新鮮に保ち続けるために、「楽」に流されない顧客体験とインプットを意識的に選ぶことを心がけていきたい。

「楽」が導く消費行動


転勤に伴い引越しをしたことを機に、これまで持っていなかったダイニングテーブルとチェアを購入することにした。

何度も引越しをしているので家具調達には慣れている。全国展開するあのお手頃家具メーカーを新居近くで探し、必要なアイテムを毎度そこで揃えていた。

もちろん、他のインテリアショップの存在も知っていたし、実店舗がなくてもECで購入できる。しかしそれでも私は同じメーカーで買い続けていた。理由はシンプルで、安心できるしちょうどいいし何より「楽」だから。

 

そんな自分が、今回は思い切って他の店を覗いてみた。広告人たるや楽して同じ顧客体験ばかりしていてはだめだ。まずはいくつか店舗を見たが意外とどこも同じような印象。次にECサイト。品揃え豊富だが逆に品数が多すぎる。サイトも無限にあり、お気に入りリストが増えすぎて絞り切れない。

 

何時間も悩んだが決めきれずそういえばとInstagramで検索してみた。一発でオススメ家具のまとめ投稿が出てきた。トレンドの家具やコーディネート例もすぐ把握できた。そうだ、最初からインスタで探せばよかった。

普段から使っているSNSだが、価格帯が高めで実物を見て慎重に選びたいもの(家具を高めと区別するかは人によるが…)は意外とノーマークだった。いざ活用してみるとインスタはすぐ答えを教えてくれて話が早い。なんて楽なんだ…。

 

私は広告会社のクリエイティブ兼デジタルプランニング職として、特にZ世代をターゲットとするリクルーティングやプロモーション施策に関わる機会が多い。

若年層の行動インサイトを調べ企画に落とし込み提案することも多いのだが、最近、悲しいことに自分の感覚と、いわゆる一般的な若年層の感覚との間に、少しズレを感じることがある。

年齢を重ねるにつれ、その年代ならではの価値観を持つようになるのは当然だ。しかし広告人たるや、若者代表として仕事をするからには、インサイトの理解だけでなく「共感」まで求められる。

 

インスタで調べるのはとても「楽」である。老若男女問わず利用する情報プラットフォームとして進化している理由もこの楽さに起因するのだろう。

最近では、TikTok Shopのような「プラットフォーム内で完結する購買体験」も急速に注目を集めている。クリエイターが動画で実際に商品を使って説明してくれるので自ら調べる手間が省け、さらに購入までワンストップ。

 

「楽」は、これまでもこれからも消費行動変容の軸になるだろう。一方で、自ら情報を取りに行く力が今後ますます重宝されるのも間違いない。

現代の若者は情報収集能力が高いと言われる。しかしその収集は、どこまで自分の力によるものなのだろうか?レコメンドされる情報に流されてはいないだろうか?

広告人として、またZ世代の端くれとして。

自分の感覚を新鮮に保ち続けるために、「楽」に流されない顧客体験とインプットを意識的に選ぶことを心がけていきたい。