メディア行動・生活者意識の変化

メディア行動・生活者意識の変化

メディア行動・生活者意識の変化

メディア行動・生活者意識の変化

過去と現在の変化をデータや具体例を交えながら、読者にとって「時代の変化」を感じてもらいつつ、「そうだったのか!」と思えるような気づきをご紹介する新シリーズ企画です。

メディア行動・生活者意識の変化

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過去と現在の変化をデータや具体例を交えながら、読者にとって「時代の変化」を感じてもらいつつ、「そうだったのか!」と思えるような気づきをご紹介する新シリーズ企画です。

メディア行動・生活者意識の変化

過去と現在の変化をデータや具体例を交えながら、読者にとって「時代の変化」を感じてもらいつつ、「そうだったのか!」と思えるような気づきをご紹介する新シリーズ企画です。

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過去と現在の変化をデータや具体例を交えながら、読者にとって「時代の変化」を感じてもらいつつ、「そうだったのか!」と思えるような気づきをご紹介する新シリーズ企画です。

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過去と現在の変化をデータや具体例を交えながら、読者にとって「時代の変化」を感じてもらいつつ、「そうだったのか!」と思えるような気づきをご紹介する新シリーズ企画です。

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過去と現在の変化をデータや具体例を交えながら、読者にとって「時代の変化」を感じてもらいつつ、「そうだったのか!」と思えるような気づきをご紹介する新シリーズ企画です。

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中山 不尽子

中山 不尽子

(株)ビデオリサーチ
(株)ビデオリサーチ

テレビ・メディアコンテンツユニット
エグゼクティブプロデューサー(ひと研究所 主任研究員)


2000年ビデオリサーチ入社。国際事業部門、日本コンテンツ海外チャンネル出向を経て、2018年より現職。現在は大規模生活者プロフィールデータ(ACR/ex)の事業統括並びにメディア・コンテンツ・バリュー指標開発に従事。

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Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTok──これらはいわゆる「5大SNS」として、日本国内でも多くの人々に利用されています。この10年間で、それぞれのサービスの利用率はどのように変化してきたのでしょうか。

SNS利用の現在地:10年でどう変わった?主要サービスの成長と多様化


~SNSの主役はどう変わった?10年で見る利用率の変化~

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTok──これらはいわゆる「5大SNS」として、日本国内でも多くの人々に利用されています。この10年間で、それぞれのサービスの利用率はどのように変化してきたのでしょうか。

2014年当時、多くの人が利用していたのはLINEやFacebookでした。しかし、2024年現在ではその勢いに大きな変化が見られます。

まず、注目すべきはInstagramとX(旧Twitter)の急成長です。2014年にはInstagramの利用率はわずか3.0%。それが10年で50%を超えるまでに拡大しました。特に2017年以降の伸びは目覚ましく、画像や動画を中心とした表現が若年層を中心に受け入れられたことが背景にあると考えられます。

X(旧Twitter)も同様に、2014年の15.1%から2024年には49.6%と大きく成長。速報性や情報収集の利便性が支持されてきました。SNSが単なる交流の場から「情報のインフラ」へと進化したことを象徴しています。

一方で、Facebookは2014年から微減傾向。2014年の21.6%から2024年には21.9%と、一見すると維持しているように見えますが、他サービスが大きく伸びている中での「停滞」となっている状況です。

また、この10年で最大の「ニューカマー」といえるのがTikTokです。2019年にはまだ2.1%にすぎなかった利用率が、わずか5年で15.1%にまで成長。

そして、最も多くの人に利用されているSNSとして揺るがぬ存在感を保ち続けているのがLINEです。2014年に33.0%だった利用率は2021年に77.0%、2024年時点でもトップの利用率を誇り、コミュニケーションインフラとしての地位を不動のものとしています。

最後に「いずれかのSNSを利用している」人の割合を見ると、2014年の45.3%から2024年には87.6%へとほぼ倍増。SNSは「一部の人のツール」から「誰もが使う前提のインフラ」へと変化したと言えるでしょう。

5大SNSそれぞれが独自の進化を遂げる中、私たちのコミュニケーションスタイルや情報との向き合い方も、日々アップデートし続けている様子がうかがえます。

 

図1)SNS利用率推移(最近1か月間)
(ACR/ex2014年~2024年7地区計4-6月:男女12-69歳)

~InstagramとX、10年で変わった「主役」の属性~

続いて、近年急成長を遂げているInstagramとX(旧Twitter)における、利用者の属性の変化を見ていきましょう。

Instagramでは、2014年に20〜34歳の女性が全体の44.5%を占め、「若い女性のためのSNS」という印象が強くありました。しかし2024年には、50〜69歳の女性が17.0%と最も多い層となり、男性も同年代が14.1%で最多に。利用者の年齢層が大きく広がり、今では「映える」写真を共有する場にとどまらず、情報収集や交流を楽しむ多世代型SNSへと変化しています。

Xでも同様の傾向が見られます。2014年には20〜34歳の男女が利用者の約45%を占めていましたが、2024年には50〜69歳の男性が15.6%、女性が12.1%と、中高年層の存在感が大きく増しています。

このように、過去10年でInstagramとXは「若者中心のSNS」から「全世代が活用するプラットフォーム」へと進化を遂げており、世代を超えた多様な使い方がさらに広がっている様子が見受けられます。

図2)Instagram、X(Twitter)1か月利用者構成比の推移
(ACR/ex2014年・2019年・2024年_7地区計4-6月:男女12-69歳)

~共通する日常、分かれる関心――SNSに映る10代の現在地~

最後に、現在の若者がどのSNSを使っているのか、関東在住の10代男女のデータから見てみましょう。

最も利用されているのは「LINE」で、男女とも6割以上が使用。男性は「X(旧Twitter)」と「Instagram」がほぼ同率で、情報発信・収集を重視。女性は「Instagram」が「X」を上回り、ビジュアル重視の傾向が強いです。「TikTok」は男女とも人気で特に女性の利用率が高い。5位は男性が「Discord」、女性が「BeReal.」で、それぞれ異なる使い方が見られます。男女とも「LINE」を共通基盤とし、男性は情報共有・コミュニティ型、女性はビジュアル重視・日常共有型SNSを好む傾向があるなど、情報収集やコミュニケーションのスタイルが多様化する中で、自分に合ったSNSやアプリを見極め、必要に応じて使い分ける姿勢が見受けられます。

次回は若者層について詳しくご紹介いたします。

図3) 男女10代SNS(最近1か月)利用
(ACR/ex2024年10月_東京50㎞圏:男女12-19歳)

SNS利用の現在地:10年でどう変わった?主要サービスの成長と多様化


~SNSの主役はどう変わった?10年で見る利用率の変化~

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTok──これらはいわゆる「5大SNS」として、日本国内でも多くの人々に利用されています。この10年間で、それぞれのサービスの利用率はどのように変化してきたのでしょうか。

2014年当時、多くの人が利用していたのはLINEやFacebookでした。しかし、2024年現在ではその勢いに大きな変化が見られます。

まず、注目すべきはInstagramとX(旧Twitter)の急成長です。2014年にはInstagramの利用率はわずか3.0%。それが10年で50%を超えるまでに拡大しました。特に2017年以降の伸びは目覚ましく、画像や動画を中心とした表現が若年層を中心に受け入れられたことが背景にあると考えられます。

X(旧Twitter)も同様に、2014年の15.1%から2024年には49.6%と大きく成長。速報性や情報収集の利便性が支持されてきました。SNSが単なる交流の場から「情報のインフラ」へと進化したことを象徴しています。

一方で、Facebookは2014年から微減傾向。2014年の21.6%から2024年には21.9%と、一見すると維持しているように見えますが、他サービスが大きく伸びている中での「停滞」となっている状況です。

また、この10年で最大の「ニューカマー」といえるのがTikTokです。2019年にはまだ2.1%にすぎなかった利用率が、わずか5年で15.1%にまで成長。

そして、最も多くの人に利用されているSNSとして揺るがぬ存在感を保ち続けているのがLINEです。2014年に33.0%だった利用率は2021年に77.0%、2024年時点でもトップの利用率を誇り、コミュニケーションインフラとしての地位を不動のものとしています。

最後に「いずれかのSNSを利用している」人の割合を見ると、2014年の45.3%から2024年には87.6%へとほぼ倍増。SNSは「一部の人のツール」から「誰もが使う前提のインフラ」へと変化したと言えるでしょう。

5大SNSそれぞれが独自の進化を遂げる中、私たちのコミュニケーションスタイルや情報との向き合い方も、日々アップデートし続けている様子がうかがえます。

 

図1)SNS利用率推移(最近1か月間)
(ACR/ex2014年~2024年7地区計4-6月:男女12-69歳)

~InstagramとX、10年で変わった「主役」の属性~

続いて、近年急成長を遂げているInstagramとX(旧Twitter)における、利用者の属性の変化を見ていきましょう。

Instagramでは、2014年に20〜34歳の女性が全体の44.5%を占め、「若い女性のためのSNS」という印象が強くありました。しかし2024年には、50〜69歳の女性が17.0%と最も多い層となり、男性も同年代が14.1%で最多に。利用者の年齢層が大きく広がり、今では「映える」写真を共有する場にとどまらず、情報収集や交流を楽しむ多世代型SNSへと変化しています。

Xでも同様の傾向が見られます。2014年には20〜34歳の男女が利用者の約45%を占めていましたが、2024年には50〜69歳の男性が15.6%、女性が12.1%と、中高年層の存在感が大きく増しています。

このように、過去10年でInstagramとXは「若者中心のSNS」から「全世代が活用するプラットフォーム」へと進化を遂げており、世代を超えた多様な使い方がさらに広がっている様子が見受けられます。

図2)Instagram、X(Twitter)1か月利用者構成比の推移
(ACR/ex2014年・2019年・2024年_7地区計4-6月:男女12-69歳)

~共通する日常、分かれる関心――SNSに映る10代の現在地~

最後に、現在の若者がどのSNSを使っているのか、関東在住の10代男女のデータから見てみましょう。

最も利用されているのは「LINE」で、男女とも6割以上が使用。男性は「X(旧Twitter)」と「Instagram」がほぼ同率で、情報発信・収集を重視。女性は「Instagram」が「X」を上回り、ビジュアル重視の傾向が強いです。「TikTok」は男女とも人気で特に女性の利用率が高い。5位は男性が「Discord」、女性が「BeReal.」で、それぞれ異なる使い方が見られます。男女とも「LINE」を共通基盤とし、男性は情報共有・コミュニティ型、女性はビジュアル重視・日常共有型SNSを好む傾向があるなど、情報収集やコミュニケーションのスタイルが多様化する中で、自分に合ったSNSやアプリを見極め、必要に応じて使い分ける姿勢が見受けられます。

次回は若者層について詳しくご紹介いたします。

図3) 男女10代SNS(最近1か月)利用
(ACR/ex2024年10月_東京50㎞圏:男女12-19歳)