私たちが主に扱うのは「医療用医薬品」の広告です。医薬品そのものを一般の方へ直接宣伝することは禁じられており(疾患啓発を除く)、広告を届ける対象は主に医師です。
医療用医薬品専門の広告代理店営業として、いま感じていること
私たちが主に扱うのは「医療用医薬品」の広告です。医薬品そのものを一般の方へ直接宣伝することは禁じられており(疾患啓発を除く)、広告を届ける対象は主に医師です。
人の命に関わるものゆえ、表現には厳格なルールがあり、専門知識も欠かせません。しかし、その制約の中で「どうすれば医師に正しく情報が伝わり、患者さんの治療に役立ててもらえるか」を試行錯誤することには、この仕事ならではの奥深さがあります。
この職種に就いて8年目になりますが、最近改めて痛感しているのは「仕事は一人では決して完結しない」という原点です。私は営業職であり、自分自身で原稿を書くことも、デザインをすることもできません。一つの制作物を作り上げるために、ライター、デザイナー、プランナーといった多くのプロフェッショナルの力を借り、チームで動いています。
昨今はAIによる効率化が重視されていますが、それでも私たちの仕事は驚くほど「人」に左右されるものだと感じています。チームの布陣が変われば企画の切り口も変わりますし、もっと言えば、その日のメンバーの体調やマインド一つで、アウトプットの質まで不思議なほど変化してしまうのです。
パターン化ができないからこそ、その時々の状況を判断し、メンバー間を調整するのが営業の役割です。この調整が結実し、チームが一枚岩となって良いものが完成した時の達成感は、何物にも代えがたいものがあります。
目の前のクライアントの課題に向き合い、納得のいくものを必死に作り上げる。その営みが、結果としてその先にいる患者さんの貢献に繋がっている――。そう想像することが、私にとっての大きな原動力です。
AIがどれほど発展しても、効率化の先にある「正解のない問いに、人と向き合うこと」。それだけは変わってほしくない、と強く思っています。







