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広告業界や広告、コミュニケーションについてJAAA 会員社の若手はどう感じているのか?
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奥村 陽子

奥村 陽子

株式会社ケー・アンド・エル
株式会社ケー・アンド・エル

コミュニケーションプランニング本部
コンテンツプランニング室1

奥村 陽子

過去のFresh EYEコンテンツは下記から読むことができます。
2023年4月からはこちら過去のFresh EYEへ

私は広告会社のプランナーとして働いているが、その仕事は少しユニークかもしれない。コミュニケーション戦略の立案からコンテンツ企画、撮影、編集までのすべての行程に携わるのだが、実は撮影から編集まで制作を、海外のプロダクションやカメラマン、クリエイターと協業することが多いのだ。

グローバルでクリエイターと共に制作するための“心構え”


私は広告会社のプランナーとして働いているが、その仕事は少しユニークかもしれない。コミュニケーション戦略の立案からコンテンツ企画、撮影、編集までのすべての行程に携わるのだが、実は撮影から編集まで制作を、海外のプロダクションやカメラマン、クリエイターと協業することが多いのだ。入社前に南米を放浪した経験もあって適応能力が高いと思われたのか、入社2ヶ月位でケニアに機材運搬に一人で行ったこともある。それ以来、年に1、2回程度海外への撮影に行かせてもらっている。海外のクリエイターと仕事をする際、その相手との関係構築にかなりエネルギーを費やす。関係値ゼロのところからコンタクトして、短い期間で母語や文化の違う相手から信頼を得る必要があるからだ。撮影が終わって帰国する頃にはすっかりクリエイターとは仲良くなれてとても濃い経験となっている。最初は右も左も分からないまま、先輩に付いて見よう見真似でやっていたが、気付いたら自分も一人で海外ロケに行くまでになっていた。この機会に私なりの海外クリエイターとの仕事をする秘訣を考えてみた。

1つ目は、「相手をリスペクトすること」だ。相手の文化・習慣に歩み寄る、相手の専門分野を理解するのは基本中の基本。その上で、クリエイターたちをディレクションする際に、「枠の中で最大限自由にやってもらう」ことを大切にしている。クライアントワークのため様々な要件はあるが、せっかくオファーを受けてくれたのだから、なるべくクリエイター自身の意思や作品性を尊重したい。どこまでディレクションに入るか、その場の空気を感じながら境界線を探ってコミュニケーションをしている。

2つ目は、クリエイターたちを「自分でリードしていくこと」だ。海外なので現地のプロデューサーやカメラマンに頼ってしまいそうになるが、自分が依頼している立場なのだから、自分の意思で決断をしていく必要がある。そして言語や文化の壁があるからこそ、こちらの意思や求めていることを明確に伝え、理解してもらう必要がある。要件がはっきりとすることで相手のストレスが減るだけでなく、チームが動いてくれるのを実感した。

最後に、とてもシンプルなことのようで一番大事なこと。それは、「仲良く楽しく仕事すること」だ。仕事をする相手とは何かしらの共通点があるはず。それを探っていき仲良くなっていく。時折、冗談を交えながら話すことで、現場の空気が明るくなり楽しく仕事ができる。最近の海外ロケでクリエイターに、「ホスピタリティをありがとう」と言われた。自分が日本で海外の人をもてなした際に言われるのは分かるが、海外で現地の人にそう言われるのは何だか面白いし、もてなしていた意識もなかったので、意外だった。まあ何はともあれ、そう感じてもらえるのは嬉しいので、ホスピタリティをますます大事にして人と接していこうと思う。

今後もこれらのことに気を付けながら、仕事相手との関わりを楽しむことでシナジーを発揮して、より良いクリエイティブを生み出していきたい。

グローバルでクリエイターと共に制作するための“心構え”


私は広告会社のプランナーとして働いているが、その仕事は少しユニークかもしれない。コミュニケーション戦略の立案からコンテンツ企画、撮影、編集までのすべての行程に携わるのだが、実は撮影から編集まで制作を、海外のプロダクションやカメラマン、クリエイターと協業することが多いのだ。入社前に南米を放浪した経験もあって適応能力が高いと思われたのか、入社2ヶ月位でケニアに機材運搬に一人で行ったこともある。それ以来、年に1、2回程度海外への撮影に行かせてもらっている。海外のクリエイターと仕事をする際、その相手との関係構築にかなりエネルギーを費やす。関係値ゼロのところからコンタクトして、短い期間で母語や文化の違う相手から信頼を得る必要があるからだ。撮影が終わって帰国する頃にはすっかりクリエイターとは仲良くなれてとても濃い経験となっている。最初は右も左も分からないまま、先輩に付いて見よう見真似でやっていたが、気付いたら自分も一人で海外ロケに行くまでになっていた。この機会に私なりの海外クリエイターとの仕事をする秘訣を考えてみた。

1つ目は、「相手をリスペクトすること」だ。相手の文化・習慣に歩み寄る、相手の専門分野を理解するのは基本中の基本。その上で、クリエイターたちをディレクションする際に、「枠の中で最大限自由にやってもらう」ことを大切にしている。クライアントワークのため様々な要件はあるが、せっかくオファーを受けてくれたのだから、なるべくクリエイター自身の意思や作品性を尊重したい。どこまでディレクションに入るか、その場の空気を感じながら境界線を探ってコミュニケーションをしている。

2つ目は、クリエイターたちを「自分でリードしていくこと」だ。海外なので現地のプロデューサーやカメラマンに頼ってしまいそうになるが、自分が依頼している立場なのだから、自分の意思で決断をしていく必要がある。そして言語や文化の壁があるからこそ、こちらの意思や求めていることを明確に伝え、理解してもらう必要がある。要件がはっきりとすることで相手のストレスが減るだけでなく、チームが動いてくれるのを実感した。

最後に、とてもシンプルなことのようで一番大事なこと。それは、「仲良く楽しく仕事すること」だ。仕事をする相手とは何かしらの共通点があるはず。それを探っていき仲良くなっていく。時折、冗談を交えながら話すことで、現場の空気が明るくなり楽しく仕事ができる。最近の海外ロケでクリエイターに、「ホスピタリティをありがとう」と言われた。自分が日本で海外の人をもてなした際に言われるのは分かるが、海外で現地の人にそう言われるのは何だか面白いし、もてなしていた意識もなかったので、意外だった。まあ何はともあれ、そう感じてもらえるのは嬉しいので、ホスピタリティをますます大事にして人と接していこうと思う。

今後もこれらのことに気を付けながら、仕事相手との関わりを楽しむことでシナジーを発揮して、より良いクリエイティブを生み出していきたい。