ネットワークビジネスデザイン局長崎支社
鶴田 尚揮
みなさん、自分だけの時間を確保してますか?私は、普段は広告会社の営業としてクライアント様や協力会社の方々と過ごす時間や友人と過ごす時間を大切にしていますが同様に、自分だけに使う時間も大切にしています。
自分時間で得るものと失いつつあるもの。
広告会社にできることとは。
みなさん、自分だけの時間を確保してますか?
私は、普段は広告会社の営業として
クライアント様や協力会社の方々と過ごす時間や友人と過ごす時間を
大切にしていますが、同様に自分だけに使う時間も大切にしています。
(広告業界の皆様が読まれている中で改めて書くことではないですが、、)
昨今のデータ常時接続型の社会では、個人の趣味嗜好興味関心に応じて
サービスやプロダクトがおすすめされることも、自分だけの時間を求める動きを加速させているように思います。
コロナウイルスが流行し始めた時代から、タイパを意識したサービスやムーブメント(モーニング/ナイトルーティーン、短期アルバイトサービス、short動画)などが台頭したことも、自分時間の確保につながるという副次的な価値があったことが要因にあったのだろうと思います。
見たいと思っていたジャンルの映画がサブスク配信開始されると、レコメンドされたり
好きなブランドの商品が入荷したら通知や案内が届いたりなど、
「熱中したい」「感動したい」「○○が欲しい」などといった個人で満たしたい感情を、目の前のスマホが手軽に満たしてくれる、そんな時間は私にとっても、ストレスの解消や日常生活の充実につながっています。
メンタルヘルスの重要性が高まっている昨今において、
この自分ひとり時間はとても大切であることは共感いただける所が多いかと思いますが、
一方で、その比重が多くなることにより、失いつつあるものもあると感じています。
様々ある中で、最近強く懸念しているのは
地域に眠る文化、コミュニティとの関係性の希薄化です。
私は、入社後長崎支社への配属を受け4年が経過しました。
どの地域にも当てはまるかもしれませんが、人口流出、過疎化、文化の担い手不足、といった地域課題に向き合ってきました。
前述したような、スマホがあれば自分時間の質が向上し充実した時間を過ごせる状況にある若者にとっては、地域にある伝統文化に触れる機会やコミュニティへ参加する機会を失うことにつながり、地域課題は加速を続ける一方だと、私は思います。
自分におすすめのサービス、プロダクトばかりを追い求めていると気づけなかっただろう地域のお祭りや伝統工芸、そこで暮らしている人々の暮らしの魅力を、私は仕事を通じて知ることが出来ました。
ターゲティング精度を高めて、個人のニーズに寄り添う広告コミュニケーションも重要なことは、十分理解しているうえで、
ゼロから興味を搔き立て、行動を促し、価値を発見してもらうこと
地域を守っていく、ホスピタリティある社会を作っていくことこそ
広告の持つ役割と責任だと、業界歴の浅いひよっこながら思っています。
ひとつの表現で、多くの人の行動に影響を与えることができる広告業界、
その中でも地域拠点を抱える広告会社の一員として
広告物として伝えるメッセージのみならず、事業・プロダクト開発に関わりながら、
その役割と責任を果たしていきたいと思います。