マーケティング企画部
メディアグループ
SNSを見ていて、最近ふと思ったことである。 SNSは、ユーザーがどのような投稿をしたかどのようなアカウントを見ているか等から興味関心を捉えてアルゴリズムを最適化し、そのユーザーに適していると判断した “おすすめ”コンテンツを表示させている。
“おすすめ”されるより、見つけてもらいたい。
“おすすめ”されるより、見つけてもらいたい。
SNSを見ていて、最近ふと思ったことである。
SNSは、ユーザーがどのような投稿をしたかどのようなアカウントを見ているか等から興味関心を捉えてアルゴリズムを最適化し、そのユーザーに適していると判断した“おすすめ”コンテンツを表示させている。
私のタイムラインやフィード上も、フォローしていないアカウントの投稿が大半となり、受動的に“おすすめ”された食べ物やアイドルの写真で溢れかえっている。
そこには有益な情報も沢山あるし、効率的に情報を得ることもできてありがたい。
だけどなぜか、自分で情報を探し見つけだした時と比べると、この受動的な“おすすめ”情報は、私の記憶には残っていない気がしたのだ。
能動的に得た情報は「探す・読む・選ぶ」という、自らの脳と手を動かしているからこそ、記憶に残りやすいのではないかと思った。
知りたい情報を検索する。これはちょっと違うんだよなぁ…ああ…あった!これこれ!!
見つけ出したときの快感。自分で行動しているから自分ゴト化もされる。
“おすすめ”されるより、見つけてもらいたい。
情報過多の今の時代、どうターゲットに見つけてもらうか、選んでもらうか。
とくに、より膨大な情報のなかで生活しているZ世代。
私自身の仕事も、Z世代に向けたコミュニケーションを展開することがある。20代半ば、Z世代とは多少は近い世代であるから理解していると思っていた。が、単なる思い込みに過ぎなかった。
自分が生きてきた時代を基盤とした価値観・生活スタイル、“あたりまえ”という幻想。無意識のうちに固定概念を持っていたことに気づき、反省した。
その日以来、凝り固まっている脳みそをほぐそうと決心。ティーン雑誌の流行特集やお悩みQ&Aを読んだり、原宿のポップアップストアでスイーツを食べてプリクラを撮ったり…体験も大切に、Z世代の日常や感情を知ることをはじめた。
知るほど、もっと知りたくなった。気になった。好きになった。
同じように、見つけてくれた子にもそう感じてもらえるように、広告を創っていきたい。
そして見つけてもらうためにも、その子が日頃なにを見て、興味をもち、どう行動するのかを体験し考え、コミュニケーションを創っていきたい。
日々のインプットを大切に、なんにも考えない余白のひとときも大切にしながら。