April 1, 2024
WORLD REPORT
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広告ビジネス入門 第24版
（2022年9月発行／隔年発行）
（2022年9月発行／隔年発行）
広告会社の新入社員を対象にした広告ビジネスの入門書です。すぐに現場で応用できる実務書として好評です。
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広告ビジネスにおいて毎年いろいろなワードが重要用語として使われています。新しく追加されるものや、従来の意味から変化してきた用語などもあります。そのような変化に応じて再確認の意味も含めて読者の皆さんにお伝えします。
第12回 「広告賞」入門
日本国内にも、世界にも、様々な「広告賞」があります。
世界の映画賞や文学賞が存在することで、映画や文学表現の可能性を広げているように、広告賞が何を評価しているのかをよく見ていくと、クリエイティブ業界の目指している方向や未来の姿が見えてきます。
今回は、「広告ビジネス入門」に掲載されている、世界・日本国内の広告賞について、代表的なものをお伝えします。
カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル
世界で最も権威ある広告賞。2011年に「カンヌ国際広告祭」から「広告」が外れ、広告領域に縛られないクリエイティビティが評価されるようになりました。ミュージック、エンタテイメント、スポーツといったカテゴリーも増え、広告を超えた様々な業界からの注目度も益々高まっています。
このことは非常に象徴的で、単なる「広告表現」ではなく、社会を変える仕組みやアイデアが評価されるようになり、クリエイティビティの幅が広がっています。
ACC TOKYO クリエイティビティ・アワード
日本で最も注目度が高い広告賞がこのACCです。かつてはTVCMを評価するのが中心の広告賞でしたが、現在はイノベーションやエフェクティブネスも含めた９つの部門に広がっています。カンヌと同様に、表現の高い技量も評価の対象ではあるものの、同時に社会的な活動や、人を動かす仕組みも評価の大事なポイントになってきました。
時代の変遷に伴って「広告」が扱う領域も広くなり、それに伴って広告賞が評価するポイントも変わりつつあります。一方で、例えばD&ADやADC、TCCといった「表現の力」を高く評価する広告賞もあります。様々な賞が何を評価するかが分かってくると、広告の見方も変わって面白くなります。
以上、国内外の主な広告賞について、説明しました。
その他にも面白い広告賞がまだまだたくさんあります。それぞれの特徴や応募期間などの詳細につきましては、下記URLより、「広告ビジネス入門 第24版」をご注文の上、参考にしていただければと思います。
URL：https://www.jaaa.ne.jp/2022/09/business_24/
文：WPP JAPAN /クリエイティブ/新沢崇幸
